水力発電所の修繕工事

特徴 :
水力発電所の建物は山間部にあり､凍害や積雪によるダメージが多く見られます｡

対策 :
使用材料の選定には凍害や結露への耐性を重視し､積雪荷重に対して十分な強度を持たせる必要があります｡
冬期には工事が継続できないため､春期~秋期に集中した工事計画が必要です｡

火力発電所の修繕工事

特徴 :
火力発電所の建物は沿岸部にあり､塩害や強風によるダメージが多く見られます｡

対策 :
使用材料の選定には耐腐食性を重視し､風荷重に対して十分な強度を持たせる必要があります｡
発電所内では引火物が多く存在するため､火災事故を起こさない工法の選択が必要です。

変電所の修繕工事

特徴 :
変電所の建物は内部にキュービクル等の電気設備が存在し漏水が許されません｡

対策 :
工事中の漏水を防ぐため､既設の屋根･外壁材を撤去せずに新しい材料を重ね葺きするなど工法の選択が必要です。
変電所での電気事故は広範囲の電力供給に支障をきたすので､慎重な工事計画が必要です。

情報センターの修繕工事

特徴 :
情報センターには多くのIT機器が存在し粉塵と振動が厳禁とされています｡

対策 :
工事部分はシート等で区画を行い､排風機で負圧状態を作り出すなど､粉塵がもれない対策が必要です｡また無振動工法の採用も必要となります｡
情報センターは毎日24時間稼働しており停止が許されません。稼働の継続に支障の無い工事計画が必要です｡

当社では4つの課題を解決するノウハウを蓄積しています。

そのために以下のステップを実行しながらチェックリストを作成しています｡

チェックリストの運用を通して業務の効率化、作業のミス防止、品質の安定を図ります｡

1. 発電所などにおける特殊条件を把握する。

2. 過去に起こったミス･トラブルを反映する。

3. 工法･品質基準を具体化する。

4. 設計･工事監理フローを通してPDCAを回す。